双子の貞子ちゃん



しばらく しーを追って歩くと、屋上に着いた


しーがドアの前で待っており、


「すみません、急に呼び出して」


「別に大丈夫だけど…、どうしたの?こんなとこ連れてきて」


「律が、話したいって言うんで…屋上なら大丈夫かと」



「そっか、律が。いいよ」


心配かけたみたいだし




ガチャ

しーがドアを開けると、律はフェンスに寄りかかって座っていた


「!伊織さん…、伊織さん!」


泣きそうな顔をしながら私に抱きつこうとした律を しーが阻止した

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