双子の貞子ちゃん



「華織は?理由知ってんの?」


陽向が優しく問うが、華織は首を横に振る



「伊織とは、ほとんど会わなくなってたから…」



「そっか…。でも、僕たち伊織ちゃんに話し聞きたいし、それに伊織ちゃんの連絡先知ってるの華織ちゃんしかいないんだよね。…紅蓮のためだと思って連絡してくれる…?」



遥希に言われ渋々という感じで携帯を出す華織



「……電話、出ないかもしれないから…、メッセージ送ったよ」



学校に行ってないのには、何か理由があるのか?

あいつに何かあったのではないかと胸の奥の方が少しざわつく



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