双子の貞子ちゃん




あの日、私と間違え、華織を誘拐した花田





花田家の当主は、花田の名前に傷をつけたくなかったのだろう。

表沙汰にはしないでくれとお父様に頼み込んだという。




その代わり、花田グループは藤咲の傘下となり、誘拐を仕組んだ本人は、家との関わりを絶たれ、地方の山奥へと強制送還されていた。



その真実を私が知ったのは、お父様の仕事を本格的に手伝うことになった中学生の時。



そして、この間、凪さんから花田がこっちにいるという情報を聞いた。



< 172 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop