双子の貞子ちゃん
怪しい会社を立ち上げ、そのバックには誰かがいること。
今もなお私を血眼になって探していること。
「……結局、こっちから来たけど、そこまで欲される理由はわからなかったし。」
腑に落ちないまま、懐に隠しておいたUSBを差し込み、情報をコピーする。
目的は達成した。
さて、これからどうしようか。
できれば情報を凪さんに渡したい。
……逃げるか。
十中八九、私を見つけるため、刃牙を使い、紅蓮を使い、私をおびきだすだろう。
でも、ここで大人しくしていても、何もできない。