双子の貞子ちゃん
銃声が響き、体勢を戻す紅蓮
「使えねぇなこいつら。」
静まりかえった倉庫に入ってきたのはいかにも悪そうな男
片手には銃を持ち、足元に倒れている男たちを足で踏んでいる。
そして、目の前に佇む紅蓮を見渡し、こう言った。
「死にたくなかったら、藤咲伊織を出せ。」
「あ?聞こえねーのか?……それとも死にてえのか?」
右手に持っている銃口が1番近くにいる櫂へと向けられる。
「ちょ、意味分かんねーんだよ!何で伊織を探してんだ!」