双子の貞子ちゃん



「櫂っ!止めろ!」


銃を向けられ、冷静でいられない櫂

食ってかかろうとするのを悠が抑える。





「くそっ!」



今すぐにでも撃ちそうな男を見て、樹は無意識に動き出していた。

それに、あの男は伊織を探している。




『きぃさんが何か行動を起こしたのか…?』





「ちょっと!どこ行くの!?」



慌てる華織をよそに樹は目の前の手すりを超え、1階へと飛び降りる。





「ん?何だ小僧。」



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