双子の貞子ちゃん





何が目的なんだ…?


ぐるぐると考えていると男が部屋に入ってきた。




「伊織、行くよ。」


そう言うと思い切り鎖を引っ張り、ベッドから引きずり下ろされる。




そのままズカズカと廊下を歩き、私は首の痛みを感じながら、小走りでついていく。












「…こんな小娘に尻尾を掴まれるとはな。」


目の前にいる偉そうな男
おそらく柊組の組長 柊源一郎(ひいらぎ げんいちろう)



ヤクザが体中から滲み出てる。
これが親玉…。


タバコを咥えたまま近づいて来る。


< 212 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop