双子の貞子ちゃん
何が目的なんだ…?
ぐるぐると考えていると男が部屋に入ってきた。
「伊織、行くよ。」
そう言うと思い切り鎖を引っ張り、ベッドから引きずり下ろされる。
そのままズカズカと廊下を歩き、私は首の痛みを感じながら、小走りでついていく。
「…こんな小娘に尻尾を掴まれるとはな。」
目の前にいる偉そうな男
おそらく柊組の組長 柊源一郎(ひいらぎ げんいちろう)
ヤクザが体中から滲み出てる。
これが親玉…。
タバコを咥えたまま近づいて来る。