双子の貞子ちゃん
実際にこの会場にいる男性たちは華織に目を奪われており
遠目からもチラチラと視線を感じる
このドレス姿が一段と華織を引き立てている
ノースリーブの白いドレス
花柄のシフォン生地のスカートが何枚も重なり、前の丈が膝上で後ろは長め
華織の美脚が目立つドレスになってる
それに紅蓮も各々にあったスーツを着ており
髪の毛もいつもよりセットされてる
制服だと着崩している姿しか見たことないが、ビシッとスーツを着る彼らは私から見ても魅力的だ
「伊織も可愛いんだよ?…いつからかそんな感じになっちゃったけど…」
いつからか…か……
ふっと笑みがこぼれた
「食わないのか…?」
じっと立ったままの私に湊がお肉などたくさん盛られてる皿を差し出す
「…さっき食べたお寿司でお腹いっぱいで」
「んじゃ、こっち食え」
今度はスイーツの乗ったお皿
スイーツは食べたいかも…
「いいの?」
「好きなんだろ?甘いもん」
そう言われて昨日の夜を思い出す
大量のお菓子を持ってたからなー
「ありがとう湊」