双子の貞子ちゃん





手を握られたまま、キラキラした目で見つめられる








「……………律」



「はいっ!!」




食い気味の返事に思わず、はぁ、とため息が漏れ、もう一度律の頭を犬を可愛がるように撫でる




何故か懐かれてしまった
律を見れば、ごそごそとポケットを探り、携帯を取り出す




そして再び、キラキラと見つめてくる






しばらく黙っていたが、いっこうに終わらないので仕方なく番号を教える





「ありがとうございます!!決して悪用しません!」




立ち上がり深々とお辞儀をする律
すると、勢いがありすぎて怪我に響いている


< 76 / 241 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop