双子の貞子ちゃん
「そんなのいいから。ベッドで寝てなよ」
「いえ!伊織さんと仲良くなれて、怪我が治りました!!」
堂々と嘘つくな!
さっき痛そうにしてたよね!?
なんて、律には言わず、寝ろという圧をかけてみる
「う、え、?こ、怖いですよー…?あ、俺っ、総長たちに、ほっ、報告してきます!!」
「あっ…」
ピュンッと一瞬でいなくなった
あんなに走れるなら大丈夫か…
時計を見ると、そろそろ生徒が登校してくるピークの時間帯だった
「教室行くか…」
朝から濃い時間を過ごしてだいぶ疲れた
薬とかちゃんと片付けたかチェックをして私も保健室を出た