双子の貞子ちゃん




「行きましょ!伊織さん」




自然と手を繋がれる
律が倉庫のドアを開けるとそこには大勢の人がいた





「お、律!……と、誰だ?」



私たちに気づいた人たちが私を見て眉を寄せてる




「お前ら睨むんじゃねーぞ!伊織さんはいい人なんだ!」




律が彼らを割ってどんどん歩いていくとこを私も手を引かれついて行く

手が繋がれてて良かったかもしれない




すれ違うのはカラフルな頭をした人がほとんど
律は茶髪だけど、幹部の中でも黒なのは湊と悠だけ





なんだか人酔いしそうな感じで進んでいき、ようやく抜けた


今度は階段を上がっていき、1つの部屋の前で止まる






「ここは、幹部の皆さんがいる部屋です。入りますよ?」





コンコンッと丁寧にノックし、部屋に入る







「伊織さんをお連れしました!」





「ありがとう!怪我してるのにごめんね!」



律と遥希たちが話してる間に部屋を見渡す





かなり広い部屋で、彼らは真ん中にあるテーブルを囲んでソファに座っている



横を見ればキッチンがある
ここで生活していけるぐらい設備が整ってる


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