双子の貞子ちゃん



ボソッと隣で呟いたのに、今の空間では響いていた




悠の一言で華織まで話さなくなり、何だか居心地が悪い





「…強くなればいいんじゃない…その…、何とかって人たちより…」



言った後にハッとして口を塞ぐ


何を言ってるんだ私は…


居心地が悪くて勝手に口が動くなんて…
紅蓮は私には関係ないのに





「そうだな…!強くなればいいんだよ!」


「よしゃ!明日からバッキバキに鍛えまくるぜ!」


「伊織ちゃんの言うとおりだね!湊も悠も賛成だよね!?」




「ああ」

「そうだな。最近なまってるし…」




とりあえず、良かったのか…?
盛り上がってる紅蓮を見て、自分の手を見つめる


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