吹雪の夜、
そう思ってたけど
違った

途中で眠くなって寝てたら
荷車のおっさんに叩き起こされた

『おいコラ、ガキ早く降りろ』
『お前は親に捨てたんだよ』

って

すぐにわかった

本当に捨てられたんだって

元々家の空気は最悪だった

父さんはいつも夜中までどっかに行ってるし 何より雰囲気が悪い人

母さんは何かに怯えてる

自分ん家は変だと子供ながら思った

父さんは悪い人
母さんはいつも怯てる
ウチは皆と違う

母さんガ少し話しかけるだけで怯えてたからウチは極力話さないようになった
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