過保護な御曹司の溺愛包囲網~かりそめの妻かと思いきや、全力で愛されていたようです~
「私、拓斗が好きよ。大好き。あなたが普通の夫婦と同じように過ごしたいって言ってくれたとき、本当に嬉しかった。いつからか、交換条件とかそういうことを抜きに、あなたに好きになってもらいたいとずっと思ってた」
「ありがとう、美香。俺も愛してる」
さらに力のこもった彼の腕に応えるように言葉を紡ぐ。
「拓斗に会えて、本当に良かった」
そっと体を離した拓斗は、私の眦に浮かんだ涙をそっと親指で拭うと、まるで労わるかのように優しく口づけた。
目覚ましの音が鳴り響き、身じろきした。なかなか目を開けられない私を、拓斗がくすくすと笑っているのが聞こえてくる。
「おはよう、美香。今日の寝坊は許されないよ」
「ん……」
私の髪を拓斗が弄っているのを感じて、なんとか目を開けようと試みる。
「起きないなら、好き放題させてもらおうか」
そんな不穏な言葉に、少しだけ意識が浮上してくる。
その途端、首筋に感じた感覚に体を震わせた。
「たく、と……あぁ……」
思わず漏れた甘い声は、彼が耳を食んだせいだ。
このままでは、本当にやりたい放題されてしまいそう。あまりにも魅力的な誘惑に抗いがたく思うが、今日はだめだ。
「お、起きます!」
慌てて体を起こせば、再びくすくす笑われてしまった。
「ありがとう、美香。俺も愛してる」
さらに力のこもった彼の腕に応えるように言葉を紡ぐ。
「拓斗に会えて、本当に良かった」
そっと体を離した拓斗は、私の眦に浮かんだ涙をそっと親指で拭うと、まるで労わるかのように優しく口づけた。
目覚ましの音が鳴り響き、身じろきした。なかなか目を開けられない私を、拓斗がくすくすと笑っているのが聞こえてくる。
「おはよう、美香。今日の寝坊は許されないよ」
「ん……」
私の髪を拓斗が弄っているのを感じて、なんとか目を開けようと試みる。
「起きないなら、好き放題させてもらおうか」
そんな不穏な言葉に、少しだけ意識が浮上してくる。
その途端、首筋に感じた感覚に体を震わせた。
「たく、と……あぁ……」
思わず漏れた甘い声は、彼が耳を食んだせいだ。
このままでは、本当にやりたい放題されてしまいそう。あまりにも魅力的な誘惑に抗いがたく思うが、今日はだめだ。
「お、起きます!」
慌てて体を起こせば、再びくすくす笑われてしまった。