滲み出る虹
夜、涼はポスターを完成させると早々と床についた。明日のことなど考えない。ただ目を閉じる。


しかし、睡魔はなかなかやってこない。頭も体も睡眠を欲しているのに。心が抵抗する。

両耳のヘッドフォンからはあの日のCDが流れる。気付けば涙がボロボロ流れ落ちていた。




「会いたいよ………」
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