もっと俺を欲しがって?
「言っとくけどお前の方が100倍うっせーから。
なにがジャガイモだよ、俺らがジャガイモだったらお前なんてせいぜい里芋だな」
「里芋おいしいし!秋の味覚ナメんなよ!?」
「反論ポイントそこかよ?」
呆れた顔した戸澤が隣の席でアンパンにかぶりついている。
「ってか今日いつもの野球部の皆さんは?一人で孤独にお昼ですかー?」
「うっせーななんか知んねーけど急にみんな彼女できてそっちで食うんだとよ」
「うわっ!聞いた小町、うっっわ!!かわいそ~、こんなカワイソウな人でも生きてるんだもん、私もこれからも生きていける!ヤッタネ!」
「おい人を勝手に最低ラインに設定して励まされるな!お前だって彼氏いねーだろ里芋ぉ!」
「私はいいもん神子戸澪様という神推しがいるし~!」
「なんだそれくっだんな、二次元アイドルに恋するオッサンかよ」
「うわっ!聞いた小町、今全国全世界のオタクを敵にまわしました死刑で~す!」
「なんでだよ、お前ほんとキモいな!!」