【新作】クールな副社長に、一億円で愛されることになりました。〜アップルパイに愛を込めて〜
【世界一のスイーツを作るスリーデイズ】
開発期間半年の集大成
* * *
「大翔さん? まだ起きてたの?」
「ああ、なんか眠れなくてな」
ある日の真夜中の二時過ぎ、お水が飲みたくて起きたわたしだったが、リビングでは大翔さんがパソコンを開いていた。
「大丈夫?大翔さん。 最近ちょっと忙しそうだけど……」
あれから無事に、スリーデイズが最初に開発したプリンが全国のコンビニやスーパーなどで販売された。
スリーデイズがスイーツ部門を立ち上げたということもあり、副社長である大翔さんには雑誌やテレビでのインタビューなど取材も入っていた。
取材に会食、会議や食材探しなど毎日に追われているせいか、大翔さんはここ最近とても忙しくしている。
無事にわたしもスリーデイズの正社員として契約を交わし、推薦してくれたスイーツ開発部のリーダーに抜擢された。
リーダーとしてはまだまだだけど、わたしにも出来ることがたくさん増えてきたと少しずつ実感している。
「俺は大丈夫だ。……それより、由紀乃は大丈夫か?」
大翔さんは自分の方が忙しいのに、リーダーとして働くようになったわたしを特に気にかけてくれる。
「わたしなら、大丈夫。毎日充実させてもらってるし」
それよりわたしは、大翔さんの方が心配だ。身体を壊さないか、心配になってしまう。
「リーダーとして、みんな由紀乃のこと頼りにしてるよ」
「そんな……わたしの方が色々と勉強させてもらってばかりだよ」
「大翔さん? まだ起きてたの?」
「ああ、なんか眠れなくてな」
ある日の真夜中の二時過ぎ、お水が飲みたくて起きたわたしだったが、リビングでは大翔さんがパソコンを開いていた。
「大丈夫?大翔さん。 最近ちょっと忙しそうだけど……」
あれから無事に、スリーデイズが最初に開発したプリンが全国のコンビニやスーパーなどで販売された。
スリーデイズがスイーツ部門を立ち上げたということもあり、副社長である大翔さんには雑誌やテレビでのインタビューなど取材も入っていた。
取材に会食、会議や食材探しなど毎日に追われているせいか、大翔さんはここ最近とても忙しくしている。
無事にわたしもスリーデイズの正社員として契約を交わし、推薦してくれたスイーツ開発部のリーダーに抜擢された。
リーダーとしてはまだまだだけど、わたしにも出来ることがたくさん増えてきたと少しずつ実感している。
「俺は大丈夫だ。……それより、由紀乃は大丈夫か?」
大翔さんは自分の方が忙しいのに、リーダーとして働くようになったわたしを特に気にかけてくれる。
「わたしなら、大丈夫。毎日充実させてもらってるし」
それよりわたしは、大翔さんの方が心配だ。身体を壊さないか、心配になってしまう。
「リーダーとして、みんな由紀乃のこと頼りにしてるよ」
「そんな……わたしの方が色々と勉強させてもらってばかりだよ」