【新作】クールな副社長に、一億円で愛されることになりました。〜アップルパイに愛を込めて〜

スリーデイズの新しい改革パフェ



「わたし、必ずこのイベントを成功させたい。 だから、頑張るねわたし」

「ああ。応援してる」

「ありがとう」

 大翔さんがいれば、わたしはどんなことを乗り越えられそうな気がする。
 大丈夫、わたしならきっとやれる。

  
* * *


 イベントまで残り二週間を切った頃、わたしたちが考えたイベント用のスイーツも完成間近になっていた。
 
「はい。完成しました」

「おお。見た目めっちゃいいですね」

「ワクワクしそう」

「かわいい」

 わたしたちが一生懸命考えたこのスイーツは、イベントには持ってこいのスイーツになった。

「じゃあ、早速副社長に試食してもらいに行きましょう」

「そうですね」

 わたしたちは大翔さんに試食してもらうため、副社長室に向かった。
 
「副社長、OK出してくれますかね?」

「きっと大丈夫だと思う。わたしたちの渾身の作品よ?」

「そうですよね」

 副社長室に入り、わたしたちは大翔さんの前に完成したスイーツを置いた。

「副社長、食べてみてください」

「これは?」

「スリーデイズのプリンをアレンジした、フルーツプリンパフェです」

 わたしたちが開発したスイーツは、子供にも大人にも人気があるパフェだ。 スリーデイズの今や人気商品であるプリンを使って、わたしたちなりのアレンジしたパフェを作ってみた。

「フルーツたっぷりだな。それに、プリンがまるまる乗ってるのか」
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