【完結】クールな副社長に、一億円で愛されることになりました。〜アップルパイに愛を込めて〜
リンゴの種類を増やす……?
「みんな、アップルパイ焼けたわよ!」
アップルパイが焼けるのを待っている間、わたしたちはティータイムにしていた。
「早速取り出してみましょうか」
「はい」
オーブンを開けてアップルパイが焼けたことを確認し、わたしたちはアップルパイを取り出した。
「うわあ……!美味しそう!」
焼き上がりのアップルパイの甘酸っぱい爽やかな香りがキッチンいっぱいに広がってくると、わたしたちはテンションが上がった。
「アップルパイのツヤ、すごいですね!」
「輝いてますねっ!」
こんなに美味しそうなアップルパイなら、インスタ映えもする……!
よし、試しにこれをインスタにあげてみようかな。
「あの、片山さん。これインスタにあげてもいいですか?」
片山さんに問いかけると、片山さんは「ええ、ぜひあげてみて」と答えてくれた。
「ありがとうございます」
すると片山さんは、わたしに「あ、どうせインスタにあげるならさ?」と笑みを浮かべる。
「……はい?」
わたしは片山さんの方に振り返ると、片山さんは「切ったものに、バニラアイスを乗せてカフェ風にしてみたらどうかしら?」と提案してくれた。