もう一度君に恋をする
外は当然、家の中よりも寒い
私はマフラーに顔をうずめながらゆっくりとスーパーに向かった
歩いていればそれなりに暖かくなるけれど・・・・
信号で立ち止まると、ひんやりとした風が皮膚を掠めていく
外が寒すぎたせいかスーパーの中はあったかくて少しほっとした
「早く帰ってあったまろ」
会計をしたミルクティーをホッカイロ代わりにして
足早に自宅の帰路についた
自宅の帰路について、見慣れた公園をふと見るとベンチに誰かが
寝ているのが見えた
「こんな寒い時に・・・・・・」
私は独り言を言いながら、ゆっくりと近づいた
近づいてよく見ると顔が傷だらけで、息が少し荒いような感じもした