悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
「君が一目惚れして婚約したように、僕も、ずっと好きだった彼女と婚約ができるように頑張ってみようと思う」
「そうか。軍部寄りの連中については、俺に任せとけ。アピールしとく」
「ありがとう、エリオット」
――そう、王子達が兄弟として寄り添う感動的な場面。
「分かる、下の子、可愛いよね」
念のためにとこっそり護衛が出た中、一緒にその様子を見て行たアメリアの兄、ロバートが絶賛感激中だった。
残業とかクソくらえ、と、令息らしからぬ言葉を吐いていた彼は、粗でも探してくれると護衛に便乗したのだが、その態度は一変していた。
兄弟愛に打たれている彼を前に、付き合わされた部下が護衛騎士達と共に
「雰囲気ぶち壊さないでくださいよ、頼みますから」
と先程から何度も念を押していた。
「そうか。軍部寄りの連中については、俺に任せとけ。アピールしとく」
「ありがとう、エリオット」
――そう、王子達が兄弟として寄り添う感動的な場面。
「分かる、下の子、可愛いよね」
念のためにとこっそり護衛が出た中、一緒にその様子を見て行たアメリアの兄、ロバートが絶賛感激中だった。
残業とかクソくらえ、と、令息らしからぬ言葉を吐いていた彼は、粗でも探してくれると護衛に便乗したのだが、その態度は一変していた。
兄弟愛に打たれている彼を前に、付き合わされた部下が護衛騎士達と共に
「雰囲気ぶち壊さないでくださいよ、頼みますから」
と先程から何度も念を押していた。