悪役令嬢ですが推し事に忙しいので溺愛はご遠慮ください!~俺様王子と婚約破棄したいわたしの奮闘記~
と新たに気持ちを固めたアメリアだったが、実をいうと、途中で意識を失ってしまったあのパーティーのことが気になって、そわそわとしてもいた。
そしてこの日、エリオットの招待を受けて登城した。
こうして彼の方から知らせをもらって行くのは、初めてである。待っていた騎士に案内され、エリオットの部屋に到着した時は、緊張もピークだった。
「先日ぶりだな、アメリア」
中に入るなり、寛いでいたエリオットに声をかけられた。
アメリアは、ドキドキして挨拶もぎくしゃくとなってしまった。そのまま手を取られて、三人掛け用のソファの隣に座らされる。
使用人達が、無駄なく動き始めてティーセットを準備した。いい香りのする紅茶が出され、つまみ用の可愛らしい菓子もテーブルに並んだ。
「それでは、我々はここで」
礼を取った騎士が、使用人達と共にいったん退出していった。二人きりにさせられたアメリアは、いよいよドキドキしてしまう。
すると早速と言わんばかりに、エリオットがこちらを見てきて、大きく心臓がはねた。
「プロポーズの返事を聞こうと思ってな」
用件を先に述べた彼が、にこっと美しく微笑む。
そしてこの日、エリオットの招待を受けて登城した。
こうして彼の方から知らせをもらって行くのは、初めてである。待っていた騎士に案内され、エリオットの部屋に到着した時は、緊張もピークだった。
「先日ぶりだな、アメリア」
中に入るなり、寛いでいたエリオットに声をかけられた。
アメリアは、ドキドキして挨拶もぎくしゃくとなってしまった。そのまま手を取られて、三人掛け用のソファの隣に座らされる。
使用人達が、無駄なく動き始めてティーセットを準備した。いい香りのする紅茶が出され、つまみ用の可愛らしい菓子もテーブルに並んだ。
「それでは、我々はここで」
礼を取った騎士が、使用人達と共にいったん退出していった。二人きりにさせられたアメリアは、いよいよドキドキしてしまう。
すると早速と言わんばかりに、エリオットがこちらを見てきて、大きく心臓がはねた。
「プロポーズの返事を聞こうと思ってな」
用件を先に述べた彼が、にこっと美しく微笑む。