天空の姫Ⅱ ~二人の皇子に愛された娘~
紅蓮は不服そうながらも作業に戻る。
無事に薬草も摘み終わり家に着く。
いつも通りに料理の支度をしようとしたら隣に紅蓮がきた。
「なに?」
「手伝う」
「料理出来るの?」
「出来る」
自慢げに言う紅蓮を見て白蘭は頷いた。
「じゃあ料理をお願いね!私は薪を取ってくるから」
帰ってくると紅蓮が、おにぎりを作って待っていた。
「さあ。食べろ。白蘭」
形は悪いけど美味しそうね。