天空の姫Ⅱ ~二人の皇子に愛された娘~


私が延輝を愛したことを知った魔帝。


魔帝の愛は憎しみへと変わり延輝に向いたのだ。


「そんな…私が原因でこの戦はおこったの…?」


天女でありながら争いを招いてしまったことに蓬莱は絶望した。


どうしたら…。


【天女様!助けて!!】


どこからか声がしてハッとする。


この声は、月影!!


月影の声に反応して急いで天宮へと向かった。


「月影っ」


天宮についた蓬莱はその光景に息をのんだ。


天宮が血にまみれていたのだ。


なんてこと…。


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