天空の姫Ⅱ ~二人の皇子に愛された娘~
「っ」
突然、背中に激しい痛みを感じ見ると翼は一部黒く染まっていた。
「これは…」
天女は病とは無縁だ。
これは私への罰なのだ。世界を救う立場でありながら私のせいで戦がおきた。
続け様に心を覗いたことで、かなりの法力を使って消耗した。そこに白蛇族の惨劇を目にしたのだ。
高潔な天女にとってはすべて毒でしかない。
「天女様!?誰か!天女様が!」
一人の侍女が私の翼を見て騒ぎすぐに天帝と天后がきた。