惹かれたのは強く、眩しい子で。
優しさを感じる触り方に胸が高まる。
止めて欲しくなく、大人しく寝てる風を装った。
「んふふ、」
微かに聞こえたミアの笑い声
細い指が俺の髪を撫でながら、たまに落ちる横髪をそっと戻しているのを感じる。
「いつもは4つ下に見えないけど、今は子どもみたいで可愛い…。顔とか、見えないかな…。」
そう言うと、ミアの上半身が折れるのが分かり、ヤバそうな状況になると踏んだ俺はごろっと頭を転がし、上を向いた。
思った以上に至近距離でミアと目が合う。
急な展開に固まっているミア
すぐそばにあるミアの柔らかいものに誘惑されつつ、ミアの頭にそっと手を伸ばした。
ちゅっ……
軽く触れたエルシー様の唇
鼻先が触れてる距離のままじっと私を見るエルシー様
恥ずかしいのに、そらせない。
動けるのに、動けない。
そんな引力があるかのようなエルシー様の瞳に私は何も考えられずにいた。
「……もうしない。また今度。」
囁く声は16歳とは思えない。
ゆっくり起き上がるエルシー様
私の顔を見て、ふっと笑った後、意地悪そうな顔になった。
「ねだってもダメだよミア。今日は終わり。」