囚われて、落ちていく
一方の刹那━━━━━
『刹那さん?ごめんね、お仕事中に…』
「ううん。大丈夫だよ!どうしたの?」
『もう少ししたら、お買い物に出てもいい?』
「どうして?」
『少し、体調悪くて……
おかずだけ何か、お惣菜を買ってこようかなって。
ごめんね、なるべく手作りを刹那さんに食べてほしいんだけど、どうしても身体が辛くて……』
「体調!?大丈夫なの?
待ってて!すぐに帰るから!!どうしてもっと早く連絡くれないの?もしかして、朝から体調悪かったんじゃないの!?」
『え?え?ち、違うの!そうゆう体調が悪いんじゃなくて!』
「じゃあ、何!?」
あまりの心配で、つい口調が荒々しくなる刹那。
『あ…ごめんなさい…!怒らないで?
あの…病気じゃなくて、月一回の女性の……』
「………あー、そうゆうこと…!」
『うん…』
「だったら、僕が作るよ!
つむちゃんは、温かくしてゆっくりしてて?」
『いいの?』
「もちろん!なるべく早く帰るからね!」
『うん、ありがとう』
「美波嬢、申し訳ないが失礼する。瞬作、行くぞ!」
「え!?刹那様?どちらへ?」
「君には関係ない」
美波を置いて、出入口に向かおうとする刹那。
「…………奥様の所へ、帰るんですか?」
刹那の背中に呼びかける、美波。
その言葉に、ピタッと立ち止まる刹那。
そして振り返り、ゆっくり美波に近づいた。
美波の頭をゆっくり撫でた刹那。
「刹那様…////」
刹那に頭を撫でられ、うっとりする美波。
「美波嬢」
「はい…///」
「この中から、俺の妻のことは消し去れ。
いいか?これは“警告”だ。次はない」
刹那の雰囲気が、黒く染まる。
「で、でも私を殺したりしたら…お祖父様が……」
「俺を誰だと思っている」
「え……?」
「それを“ここで”もっとよく考えろ!」
再度美波の頭を、ポンポンと撫でて去っていったのだった。
「刹那様…」
「兄さんには、これ以上関わらない方がいい。
これは、悪い話じゃないと思いますよ?」
瞬作もフッと笑って、刹那を追いかけていった。
『刹那さん?ごめんね、お仕事中に…』
「ううん。大丈夫だよ!どうしたの?」
『もう少ししたら、お買い物に出てもいい?』
「どうして?」
『少し、体調悪くて……
おかずだけ何か、お惣菜を買ってこようかなって。
ごめんね、なるべく手作りを刹那さんに食べてほしいんだけど、どうしても身体が辛くて……』
「体調!?大丈夫なの?
待ってて!すぐに帰るから!!どうしてもっと早く連絡くれないの?もしかして、朝から体調悪かったんじゃないの!?」
『え?え?ち、違うの!そうゆう体調が悪いんじゃなくて!』
「じゃあ、何!?」
あまりの心配で、つい口調が荒々しくなる刹那。
『あ…ごめんなさい…!怒らないで?
あの…病気じゃなくて、月一回の女性の……』
「………あー、そうゆうこと…!」
『うん…』
「だったら、僕が作るよ!
つむちゃんは、温かくしてゆっくりしてて?」
『いいの?』
「もちろん!なるべく早く帰るからね!」
『うん、ありがとう』
「美波嬢、申し訳ないが失礼する。瞬作、行くぞ!」
「え!?刹那様?どちらへ?」
「君には関係ない」
美波を置いて、出入口に向かおうとする刹那。
「…………奥様の所へ、帰るんですか?」
刹那の背中に呼びかける、美波。
その言葉に、ピタッと立ち止まる刹那。
そして振り返り、ゆっくり美波に近づいた。
美波の頭をゆっくり撫でた刹那。
「刹那様…////」
刹那に頭を撫でられ、うっとりする美波。
「美波嬢」
「はい…///」
「この中から、俺の妻のことは消し去れ。
いいか?これは“警告”だ。次はない」
刹那の雰囲気が、黒く染まる。
「で、でも私を殺したりしたら…お祖父様が……」
「俺を誰だと思っている」
「え……?」
「それを“ここで”もっとよく考えろ!」
再度美波の頭を、ポンポンと撫でて去っていったのだった。
「刹那様…」
「兄さんには、これ以上関わらない方がいい。
これは、悪い話じゃないと思いますよ?」
瞬作もフッと笑って、刹那を追いかけていった。