【短編】貴方だけを愛しています
「んーっ、美味し……!」
「そうだろ?唯来!」
せっかく呼ばれたからと、とりあえず一口。
だが、思った以上に極められたカレーに、一口で反応。
「納豆も良いね」
「そうなんだよー。それよりどうだ?この春で、仕事も1年だろ」
「ハードだけど、楽しいよ。子供たちと過ごしてると楽しい」
「そのうち、将也の子供も混ざってるかもな」
「まだねぇな。達也と唯来が先だ」
「唯来なんだろうな。垢抜けて、良い女になったしな?俺んとこ嫁来るか?」
「私はたっちゃんだけー」
「は……?」
「そう言う事だ、橘」
「ツバでも付けときゃ良かったな」
「タイプじゃねぇからわかんねぇ」
「どこが好きなんだよ」
「ここ一番とかはないな。気付いたら俺の中に居た」
「唯来は」
「物心ついた時から、たっちゃん」
「小っちゃい時は“たちゅやおにーちゃまー”って追っ掛けて、今は“たっちゃんたっちゃん”て世話焼いて、こいつはすげぇよ」
「お兄様、臭い!」
「褒めてやってる時にうっせーよ!」
「頼んでないし!」
しかも、まだ人が食べてるのに、煙草吸う?
「そうだろ?唯来!」
せっかく呼ばれたからと、とりあえず一口。
だが、思った以上に極められたカレーに、一口で反応。
「納豆も良いね」
「そうなんだよー。それよりどうだ?この春で、仕事も1年だろ」
「ハードだけど、楽しいよ。子供たちと過ごしてると楽しい」
「そのうち、将也の子供も混ざってるかもな」
「まだねぇな。達也と唯来が先だ」
「唯来なんだろうな。垢抜けて、良い女になったしな?俺んとこ嫁来るか?」
「私はたっちゃんだけー」
「は……?」
「そう言う事だ、橘」
「ツバでも付けときゃ良かったな」
「タイプじゃねぇからわかんねぇ」
「どこが好きなんだよ」
「ここ一番とかはないな。気付いたら俺の中に居た」
「唯来は」
「物心ついた時から、たっちゃん」
「小っちゃい時は“たちゅやおにーちゃまー”って追っ掛けて、今は“たっちゃんたっちゃん”て世話焼いて、こいつはすげぇよ」
「お兄様、臭い!」
「褒めてやってる時にうっせーよ!」
「頼んでないし!」
しかも、まだ人が食べてるのに、煙草吸う?