トライアングル的極上恋愛〜優しい沼に嵌ってもいいですか?〜
「きっかけはおばあちゃんに似てるって事だったのかもしれないけど、でも、僕のここが破裂しそうになったのはさくらが初めてだった。
今の僕はさくらだけしか見えてない。
おばあちゃんはただのおばあちゃんだよ。
だって、僕はおばあちゃんの若い頃なんて、何も知らないんだから」
唱馬は戸惑っている私に優しくキスをする。
私は、きっと、このキスをずっと待っていた。
唱馬のキスが好きでたまらない。
「それに…」
唱馬はくちびるを離してそう話し始める。
「慈恩のさくらへの態度は、きっと弄んでるんだと思う。
僕がさくらに夢中なのを知ってて、きっと、意地悪してるんだ…」
唱馬は口調は優しいけれど、言っている内容は厳しく辛いもの。
「慈恩って、そういう人間だから…」