No rain,No rainbow
もちろん、シアワセだった。
はじめは、もちろん、とても。
このままずっとそれこそ、死ぬまで。
私の隣には彼がいて、彼の隣を歩くのは私だって、確信していた。
思い込んでいた。
だから、バチが当たったのか…
いや、今から思えば、十分にその片鱗はずいぶん前から、あったのだ。
とにかく、少しずつ毎日が握った手のひらから、滑り落ちて行った。
私はそれをただ、見つめ続けることしか、できなかった。
・
はじめは、もちろん、とても。
このままずっとそれこそ、死ぬまで。
私の隣には彼がいて、彼の隣を歩くのは私だって、確信していた。
思い込んでいた。
だから、バチが当たったのか…
いや、今から思えば、十分にその片鱗はずいぶん前から、あったのだ。
とにかく、少しずつ毎日が握った手のひらから、滑り落ちて行った。
私はそれをただ、見つめ続けることしか、できなかった。
・