No rain,No rainbow
10.
ゆっくり、目を開けると、
「…あ、起きた?」
私が眠る、ベッドに腰掛けて、律さんが優しく私の髪に触れていた。
「オレ、あなたの髪がすごい好きで。細くて柔らかくて、ずっと触ってられる」
くすり。笑って、
「他のヤツには、絶対触られないように」
ちゆ。リップノイズつきのキスを髪の毛に、落とす。
''絶対触らせないでね''、と言わないところが、律さんらしい。
素直にそのままを伝えたら、
「あなたは、ほんっとに。甘いなー」
こんな甘い香りさせてたら、向こうから寄ってくるに決まっているでしょう。
あなた、だめんずホイホイ、だしね?
だから、男除けに。
もう一度、
そのキスは、くちびるに。
・
「…あ、起きた?」
私が眠る、ベッドに腰掛けて、律さんが優しく私の髪に触れていた。
「オレ、あなたの髪がすごい好きで。細くて柔らかくて、ずっと触ってられる」
くすり。笑って、
「他のヤツには、絶対触られないように」
ちゆ。リップノイズつきのキスを髪の毛に、落とす。
''絶対触らせないでね''、と言わないところが、律さんらしい。
素直にそのままを伝えたら、
「あなたは、ほんっとに。甘いなー」
こんな甘い香りさせてたら、向こうから寄ってくるに決まっているでしょう。
あなた、だめんずホイホイ、だしね?
だから、男除けに。
もう一度、
そのキスは、くちびるに。
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