No rain,No rainbow
13.
冷蔵庫のモーター音が聞こえるほど、静まり返った部屋の中。
静かに光る、律さんの両目。
「…あなたがどう思うのか、それだけが不安だったんです。それ以外のことは、どうでも良かった」
あなたはもう、オレの深いところまで入ってしまっているから。
もう、あなたなしじゃオレの毎日は廻らないから。
あなたを失うことだけは、したくなかった…
でも、あなたの不安そうな顔をもう、見たくなくて。
その不安は、オレがすべてを話そうとしないからでしょう?
苦しげに歪む、律さんのくちびる。
・
静かに光る、律さんの両目。
「…あなたがどう思うのか、それだけが不安だったんです。それ以外のことは、どうでも良かった」
あなたはもう、オレの深いところまで入ってしまっているから。
もう、あなたなしじゃオレの毎日は廻らないから。
あなたを失うことだけは、したくなかった…
でも、あなたの不安そうな顔をもう、見たくなくて。
その不安は、オレがすべてを話そうとしないからでしょう?
苦しげに歪む、律さんのくちびる。
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