No rain,No rainbow
17.
「…けっこん、しき…?」
「そう。結婚、式」
当たり前のような、律さんの声音。
「…ええっと、私、と、律さん、の?」
「何を、びっくりしてるの?あなたとオレ以外にいないでしょう?」
ちいさなソファーで並んで座っている。
目の前のローテーブルには、律さんが、淹れてくれた摺りりんご入りの、アップルティー。
「…あ、えっと、私2回目、だし…」
躊躇する私に、
「結婚が、でしょう?」
少し首をかしげて、問いかけた律さん。
「…いや、そうです。けど…」
「結婚式、したかったんでしょう?」
「いや!あんなひととは、しなくて良かったです!!」
「…おー、びっくり、した」
突然出た私の大声に、目を白黒させている律さん。
・
「そう。結婚、式」
当たり前のような、律さんの声音。
「…ええっと、私、と、律さん、の?」
「何を、びっくりしてるの?あなたとオレ以外にいないでしょう?」
ちいさなソファーで並んで座っている。
目の前のローテーブルには、律さんが、淹れてくれた摺りりんご入りの、アップルティー。
「…あ、えっと、私2回目、だし…」
躊躇する私に、
「結婚が、でしょう?」
少し首をかしげて、問いかけた律さん。
「…いや、そうです。けど…」
「結婚式、したかったんでしょう?」
「いや!あんなひととは、しなくて良かったです!!」
「…おー、びっくり、した」
突然出た私の大声に、目を白黒させている律さん。
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