刻を越えて叶える恋夢
母の日に、葵の父と母は介護病院のおばあちゃんに逢いに行った。
その日は夕飯を外で食べる予定になっていて、葵はそれまでにと、母とお揃いの携帯ストラップを探しに小物屋さんに来ていた。
猫の可愛いストラップを見つけて悩んでいたら、カバンの中の携帯が鳴る。
マナーモードだから音はないけど、
知らない番号だなー、
なかなか切れない。あーめんどくさい。
仕方なく店の外に出て電話に出た。
「葵ちゃん?」
知らない人の声で名前を呼ばれて"ドキッ"っとした。けど、
「新手のオレオレ詐欺でしょうか?」
すごく冷静になって聞いてしまった。
電話の人はフッと笑って、少し困った声で
「守だけど、叔父さんは詐欺師では無いかなぁ」
「守おじさん?」
電話の向こうで少し笑って「あたり」と。
その日は夕飯を外で食べる予定になっていて、葵はそれまでにと、母とお揃いの携帯ストラップを探しに小物屋さんに来ていた。
猫の可愛いストラップを見つけて悩んでいたら、カバンの中の携帯が鳴る。
マナーモードだから音はないけど、
知らない番号だなー、
なかなか切れない。あーめんどくさい。
仕方なく店の外に出て電話に出た。
「葵ちゃん?」
知らない人の声で名前を呼ばれて"ドキッ"っとした。けど、
「新手のオレオレ詐欺でしょうか?」
すごく冷静になって聞いてしまった。
電話の人はフッと笑って、少し困った声で
「守だけど、叔父さんは詐欺師では無いかなぁ」
「守おじさん?」
電話の向こうで少し笑って「あたり」と。