発作でさえも、
その時、開いたままにしていたトーク画面にポコン、と新しい通知が届いた。
『みずか起きてる?』
『いや別に急用じゃないから寝てるならいいんだけど』
立て続けに2件のメッセージが入ってきて、あまりに不意打ちだったから画面を見たまま固まってしまう。
そしてそのすぐ後に『既読はや。起きてんの?』と。
あ、そっか。トーク画面開いたままだから一瞬で既読ついちゃったのか。妙な恥ずかしさに付き纏われて、それを誤魔化すように急いで文字を打ち込む。
『起きてるけどどうしたの?』
『俺の家、殺虫スプレーどこに置いてるか知ってる?』
『朝里くんがわかんないなら私もわかんないよ。なに、出たの?』
『出た。あいつ超すばしっこいんだけどなんなん?』
思わずクスリと笑う。朝里くんのぶすくれたような表情が自然と脳裏に浮かんでしまったせいだ。
虫は怖くない。ただ気持ち悪いから嫌い。そう不機嫌そうな顔で前に話していたのを思い出す。きっと虫の中でも特に嫌いだと言っていたあの黒光りするヤツが出たに違いない。
『みずか起きてる?』
『いや別に急用じゃないから寝てるならいいんだけど』
立て続けに2件のメッセージが入ってきて、あまりに不意打ちだったから画面を見たまま固まってしまう。
そしてそのすぐ後に『既読はや。起きてんの?』と。
あ、そっか。トーク画面開いたままだから一瞬で既読ついちゃったのか。妙な恥ずかしさに付き纏われて、それを誤魔化すように急いで文字を打ち込む。
『起きてるけどどうしたの?』
『俺の家、殺虫スプレーどこに置いてるか知ってる?』
『朝里くんがわかんないなら私もわかんないよ。なに、出たの?』
『出た。あいつ超すばしっこいんだけどなんなん?』
思わずクスリと笑う。朝里くんのぶすくれたような表情が自然と脳裏に浮かんでしまったせいだ。
虫は怖くない。ただ気持ち悪いから嫌い。そう不機嫌そうな顔で前に話していたのを思い出す。きっと虫の中でも特に嫌いだと言っていたあの黒光りするヤツが出たに違いない。