愛しの君がもうすぐここにやってくる。
少しして桔梗さんと男のひとの声が聞こえた。
「・・・そう、
それで・・・たのか・・・?」
「大丈夫で・・・今、・・・ございます」
今、桔梗さんと話をしている人がそうなのかな。
初対面になるのかな、いやならないのか、いろいろと考えていたらなんか意味なく緊張してきた。
御簾?だっけ?降ろしてもらっていてよかった。
とりあえず、挨拶はきちんとしておかねば。
こんばんは、はじめまして、とかでいいかな。
でも向こうはもう私の事を知っているからはじめましてって変か。
それより助けてくれたのには変わりないから先にお礼か。
そんなことを考えているとサァッと御簾の擦れる音がした。
ここに入ってくる?
そんなに緊張するタイプではないけれど、場慣れしてないところでの挨拶はどうにも・・・。
御簾があっても正面を見ることができず、顔をそらせてしまった。
「あ、あの・・・」
そう言うだけで精一杯。
さっきまでなんて言おうか考えていたのにいざとなると言葉がうまく出てこない。
緊張している証拠なんだろう。
そしてゆっくりと視線を前に戻すと目の前にいたのは桔梗さん、だけ。
あれ?
桔梗さんは手を口元に当ててくすくすと笑ってる。
「あれ?今さっき・・・、帰ってきたって・・・」
私のその言葉に
「ええ、ちゃんといらっしゃいますよ?」笑いながら答えた。
「・・・そう、
それで・・・たのか・・・?」
「大丈夫で・・・今、・・・ございます」
今、桔梗さんと話をしている人がそうなのかな。
初対面になるのかな、いやならないのか、いろいろと考えていたらなんか意味なく緊張してきた。
御簾?だっけ?降ろしてもらっていてよかった。
とりあえず、挨拶はきちんとしておかねば。
こんばんは、はじめまして、とかでいいかな。
でも向こうはもう私の事を知っているからはじめましてって変か。
それより助けてくれたのには変わりないから先にお礼か。
そんなことを考えているとサァッと御簾の擦れる音がした。
ここに入ってくる?
そんなに緊張するタイプではないけれど、場慣れしてないところでの挨拶はどうにも・・・。
御簾があっても正面を見ることができず、顔をそらせてしまった。
「あ、あの・・・」
そう言うだけで精一杯。
さっきまでなんて言おうか考えていたのにいざとなると言葉がうまく出てこない。
緊張している証拠なんだろう。
そしてゆっくりと視線を前に戻すと目の前にいたのは桔梗さん、だけ。
あれ?
桔梗さんは手を口元に当ててくすくすと笑ってる。
「あれ?今さっき・・・、帰ってきたって・・・」
私のその言葉に
「ええ、ちゃんといらっしゃいますよ?」笑いながら答えた。