愛しの君がもうすぐここにやってくる。
3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
え、うそ。
朝。
そう、朝になっても周りはなにも変わっていなかった。
夢がまだ続いているのか。
それとも。
認めたくないけれど。
ふっとよぎる考えに倒れそうになる。
なのに、なぜだろう恐怖はあまりないっていうのも事実。
自分の順応性がすごすぎるのか、時親様が「帰す」と言ってくれているからなのか。
「昨日、主様に怒られていただろう?」
上の方から聞こえた子どもの声。
この声は・・・。
天井を見ると雀躍。
前に見たときと同じようにくっついたまま、私を見ていた。
「な、なに笑って・・・!」
私は天井を指さしながら言い返す。
それにしてもこんな小さな子どもに笑われるなんて腹が立つ。
「お前も主様の式神候補なのか?」
ニヤニヤしながら私に聞いてきた。
「式神・・・?なんやの、それ。
そんなん知らんし」
あーもう、面倒な意味のわからない会話はしたくない。
「・・・違うのか・・・」
そう言いながら雀躍は私の側にやってきた。
「残念でした、
私はどうやら深窓のお姫様なんやからね」
理由はよくわからないけど
私はふふんと鼻で笑いながら、ふたりから言われたことを思い出して言ってみた。
え、うそ。
朝。
そう、朝になっても周りはなにも変わっていなかった。
夢がまだ続いているのか。
それとも。
認めたくないけれど。
ふっとよぎる考えに倒れそうになる。
なのに、なぜだろう恐怖はあまりないっていうのも事実。
自分の順応性がすごすぎるのか、時親様が「帰す」と言ってくれているからなのか。
「昨日、主様に怒られていただろう?」
上の方から聞こえた子どもの声。
この声は・・・。
天井を見ると雀躍。
前に見たときと同じようにくっついたまま、私を見ていた。
「な、なに笑って・・・!」
私は天井を指さしながら言い返す。
それにしてもこんな小さな子どもに笑われるなんて腹が立つ。
「お前も主様の式神候補なのか?」
ニヤニヤしながら私に聞いてきた。
「式神・・・?なんやの、それ。
そんなん知らんし」
あーもう、面倒な意味のわからない会話はしたくない。
「・・・違うのか・・・」
そう言いながら雀躍は私の側にやってきた。
「残念でした、
私はどうやら深窓のお姫様なんやからね」
理由はよくわからないけど
私はふふんと鼻で笑いながら、ふたりから言われたことを思い出して言ってみた。