明日
「残念な事に、現段階の医療では完治は難しいです。進行を遅める事しか、」

のののお母さんはなきだした。

「移植!心臓移植はできないんですか??」

のの のお父さんが聞いてきた。

「初期の段階では心臓移植という手段はありますが、野々花さんの場合、

心臓の機能が低下してきてしまっているので手術

が成功する確率と、ドナーが見つかる可能性

が極めて低くなります。」

「ののは、ののは病気でも生きれますよね?」

のの のお兄さんが聞いてきた。

1番聞かれたくなかった質問。でも、家族の方

には必ず伝えなきゃいけない事実だ

「残念ですが。野々花さんの状態だと、心像の

機能がかなり低下しているため、このままでも

2年半持つか持たないかです。 最悪の場合、

心不全を発症してしまうと、半年から1年です。」

野乃花ちゃんのお母さんは泣き崩れた、、、医者として俺も悔しい、

俺もこぼれ落ちそうな涙をこらえながら話した。


つらい、ご家族に言うのでこんなに辛いのに俺は本人にいえるのだろうか。。。
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