ウソツキハート



「お水飲も。」



独り呟いて、冷蔵庫を開ければ。



「……え…」



目の前に一枚の紙が下がっていた。



その紙にはたった一言。



『食え。』



の文字が書いてあって。



その紙を避ければ…



小さな箱が3つ見えた。



試しにひとつ、取り出してテーブルに置いて。



可愛らしいピンクのチューリップがあしらわれた、ケーキが入っていると思われる箱。



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