一途なハイスペック御曹司はお姫さまに夢中。
その後は、ソファーに座ってのんびりしていた。
今日の予定はどうしようかなと考えている。
「気分転換と運動がてらに、買い物に行こうかなー」
最近行けてなかったからね。
よし、決まり!
思いきってショッピングすることに決めると、電車で移動してよく利用する大型ショッピングモールへとやって来た。
まずは喉が渇いたから、友達と何度か来たことがあるカフェでお茶をすることに。
私がいつも注文するのは、生クリームがたっぷりのショートケーキ。甘くて美味しかった。
ティータイムを終えてお店を適当に回ったものの、1つも買わずに時間を持て余している。
んー、新しい服とコスメが欲しいなと思ってたけど、気に入るものがなかったな。
「あれ、君はもしかして城田さん?」
なんとなくそのまま帰りたくなくて、ブラブラしていたら不意に聞き覚えのある声で名前を呼ばれた。
「あ、天野専務っ!?」