婚約破棄をお願いしたら、年下御曹司様の溺愛から逃げられません!



 それを持って彼が寝てる部屋に向かい、彼を座らせた。そして服を着替えさせた。

 すると、いきなり手首を引っ張られてそのままソファにダイブしてしまった。


「……夏帆さん、好きです」

「……っ……」

「そばにいてください」


 掠れた声でそう言うと、私の唇に唇を重ねられた。


「――んんっ」

「本当に、好きなんです」


 そう呟き抱きしめられるとすぐに寝息が聞こえてきた。


「え、寝た……?」


 嘘でしょ? 私これどうしたらいいの!?






 
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