婚約破棄をお願いしたら、年下御曹司様の溺愛から逃げられません!
「あの、圭吾……私言っておくけど、圭吾のこと嫌いではないよ」
「えっ」
「私、恋愛経験ないし初恋もまだだから好きって感情わからないんだけど」
「夏帆さん、結婚してくれる?」
いきなり!?
「ね、結婚しよう」
しかもさっきまで“付き合ってる”って言ってた彼女も見てるよって言ってあげたいんだけど、圭吾はうるうるした捨てられた子犬のような目で見てくる。
ものすごく可愛すぎて私は結婚してもいいかもな……と思って頷いてしまった。