婚約破棄をお願いしたら、年下御曹司様の溺愛から逃げられません!


「そんなに、見ないで……っ」


 シーツを探したけどそれすらも制止されて、手首を掴まれてしまった。


「だめ、ちゃんと見せて」

「恥ずかしいから……」


 恥ずかしくて体温が上昇していくのが分かる。どうしよう、逃げられない。


「綺麗だよ、夏帆――」


 そう言った圭吾は今まで見たことのない、男の顔。……いや、獣のようだ。


 圭吾は、私の耳に触れて舌で舐めてなぞっていく。それにピクンと反応してしまい、自分の甘い声が聞こえた。

 恥ずかしい、と思う前に彼の舌は首筋に降り胸まで触れた。すると、ブラジャーの上から胸に触れる。ゆっくりと手を動かした彼の手は私の胸を揉んでいく。すでに敏感になってしまっている先端を彼の手が弾くと、淫らな声が再び響いた。



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