もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい


伊織とは、
お互い体が思うように
動かなくなる前には
アメリカかドイツか日本を選び
二人で、ゆっくり・ゆったり
過ごそうと話している。

だから今は、自分のやりたい事を
楽しみながら
やり遂げたいと話している。

やはり、伊織は
私にとってベストパートナーだ。

夫婦になり、色々な事があった。
喧嘩らしき喧嘩は、ない。

伊織が忙しい事もあるが
伊織が、私を····
亜希翔を······琴葉を·······
大事に大切にしてくれていたから。

琴葉の事では、考える事も
あったが、おかげで
また、新たにやりたいことを
することができた。

なんだかんだ言っても
私のやりたいように
やらせてくれる
優しい旦那様だ。



俺は·······

あんなに諦めきれずに
のたうち回ったのに
離婚の危機におちいるとは
本当に情けない。

だが、家族からも
あんなに大事に大切にされている
紬······

それだけ紬が皆を大切にしてくれて
いる証拠だ。

俺は、もう一度
紬の横で共に歩いて行く。
今は、離れ離れだけど
会える日が楽しみでしょうがない。

琴葉の事で
あんな風になったのに
今では、亜希翔も琴葉も
元気で頑張ってくれたら良いし
困ったり、悩んだりしたら
直ぐに相談してくれたら
直ぐに手をかす。

そう二人にも話している。
今俺の中では、
紬が一番、仕事が二番と
なっている。

今、俺の腕の中で
スヤスヤと眠っている紬を
抱きしめて、おでこにキスを
落として、もう少しだけ
このままで········。。。


   いつまでも

     変わらぬ愛を·····


              おわり
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