もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
3章 同窓会
あの日
旭は、高校の同窓会に行き
朝になっても帰って来なかった。
今まで、こんなことは
一度もなかったが····
たまには、羽目を外して······も····と
私は軽く考えていた。
私と旭は、
同じ大学の先輩後輩だったみたいだが
大学時代の旭を私は知らなかった。
旭は、知っていたらしいが······
社会人一年目に
合コンの席で旭と再会?してから
連絡を取る様になり
付き合いが始まった。
身長→178cm
顔も綺麗で所謂イケメンの旭
はじめ、そんな旭が自分なんかを
本気で好きになるわけない
と、思っていたが⋅⋅⋅⋅⋅
旭は、何度も何度も
好きだと気持ちを伝えてくれた。
「紬と一生⋅⋅⋅⋅⋅⋅
年をとっても
一緒にいたい。」
と、言ってプロポーズをしてくれた。
兄弟のいない私の両親は、
旭の事をとても大切にしてくれた。
私達は、
再会して一年を過ぎて
付き合い始め
交際から二年後に
結婚をした。
私⋅⋅⋅⋅26歳
旭⋅⋅⋅⋅29歳
私の両親も
旭の両親も凄く喜んでくれた。
結婚して
私は念願の雑貨店を開いた。
私の両親の力を借りて。
毎日大変だったが
かわらぬ旭の愛情と
親友の結月がいてくれたから
頑張ってこれた。
だが、結婚して一年を過ぎた時
旭のお義父さんが病気で、
亡くなった。
義父を失った寂しさからか
義母から孫の催促が始まった。
だが、結婚して二年過ぎても
中々、子宝に恵まれない私を
壊れたおもちゃだと
義母は、言うようになった。
義母からの言葉責から
回りの人達からの
他愛ない言葉まで
自分が責め立てられている
ように感じる生活が続いていた。
旭は、何度もお義母さんに
注意をしてくれいた。
そんな旭を私は
とても大切にしていた。