もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
✮✮茜SIDE②
葵も五ヶ月が過ぎ
私の体調も良く外へ散歩にでる事に
「葵、気持ち良いね。」
と、葵を見ながら話す
葵は、眩しいのか目を細めている
公園に行きベンチに座ると······
周りに何組かの家族が。
父親もいる。
休みなのだろうか?
ふと旭を思い
悲しみと訝りがわく
それと同時に、
旭の嫁を見てみたい
思いにかられた。
一度、マンションへ戻り
少し休んでから
葵を連れて向かう。
旭が家賃や引っ越し代を
払わない時の為に
少し調べさせてもらっていた。
旭の奥さんは
雑貨屋alkuの経営をしている。
学生や女性に人気なお店だ。
お店に着き中に入ると
綺麗な女性がいた。
多分······この人。
私がウロウロしていると
「何かお探しですか?」
と、声をかけられた。
美人の上に声もきれいだ。
落ち着く声をしている。
思わず
主人のお茶碗と箸を探していると
伝えると
何点か並べてくれて
実は、こちらは家の主人も使用してます。
と、言われて
同じものにした。
彼女は、無理強いしたのでは?
と心配していたが
同じ男なんだから構わない。
と、思いながら購入して帰った。
葵の事を可愛いと言っていた。
そりゃ、あなたの旦那の子だからね。
と········
少しの優越感と
彼女の美しさに嫉妬しながら
マンションへと帰った。