もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい

✮✮茜SIDE①


うふふっ·····

旭との事がなかったら
紬さんとは友達になれると思う

彼女の選ぶ品物は
どれも私が気に入ってしまう。

どんな風に飾るの?
どうすれば、癒やされる?くつろげる?
なんでも訊ねた。

彼女は、嫌な顔は一つせずに
教えてくれる。

紬さんのお家も同じ感じ?と。

この先、旭が私のとこに来ても
違和感なく生活が出来る様に
今は、準備中·····

葵もまもなく一歳になる。
慣らし保育から始めて
仕事に復帰するつもりだから
それまでに葵の名字を変えたいと
思っている。

紬さんには、悪いと思うけど
紬さんは、綺麗でお店も持っているし
一人でも心配はない。

だけど·····

私には、なんといっても
旭の子供がいる。
孫を欲しいと言ってるお姑さんも
喜んでくれるだろう。

私は、早速、旭にメールを送ると
同時に会社宛てにも手紙を送った。
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