もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
✫✫旭と茜
「どうして、こんなやり方をしたんだ!!」
と、旭が叫ぶと
葵がビックリして泣き出した。
「大きな声ださないでよ。
葵がビックリしたじゃない。」
「そんか事しるか!
お前が勝手に子供を連れて来たんだろ。
お前のエゴだろうが。」
と、怒鳴る旭に
「そんな言い方しなくても
いいじゃない。
旭が、きちんとしないのが
行けないんじゃない。」
と、声も小さくなりながら
茜が言う。
旭は、茜の住まないには
行きたくなくて
公園の中で話をしていた。
「俺は、紬と離婚するつもりもないし
その子の父親になるつもりもないから
認知もしない。
家賃は、払う。子供へのお金は
弁護士に相談して計算してもらう。」
と、言う。
「なんで?どうして?
葵は、あなたの子よ。
あの時、あなたも快楽に溺れたのよ。
その時点で、奥さんを、紬さんを
裏切ったのよ。
なのに、今になって。」
「俺の子だろうが、
そうでなかろうが、
どちらでもよい。
自分でも、なんでお前を抱いたのかと
自分自身に腹が立つ。
愚かな自分を殴りつけたい。
頼む、もう俺達の前に
現れないでくれ。
金はきちんとするから。」
と、旭は、茜に頭を下げてから
公園を後にした。
茜は····
あそこまで言われたら······
涙が溢れた。
最初は、こんなつもりではなかった。
だけど、妊娠がわかり
お腹の中で成長していく
子供を見ていると
この子と幸せになりたい
そこに旭がいてくれたら····
そう、思っただけ
それが·····そんなに·····行けないの
茜は、自分の幸せしか考えて
いなかった。