もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
5章 愛する妻
紬と母親が
そんな会話をしているとも
しらず⋅⋅⋅⋅⋅
俺は、学生時代から
モテてはいた。
だが、自分から好きになって
告白して付き合ったのは
後にも先にも紬だけだ。
大学時代、紬の噂は聞いていた。
綺麗な子がいると·····
紬は、167cmのスラリと
した身長
髪は、鎖骨の下まであり
いつもは、軽く結んでいるが
ウェーブがかかっていて
動く度にふわふわとして
紬の顔にもはえている。
紬は、誰もが
振りかえるほどの美しい。
俺は紬が好きで、好きで
たまらなくて必死にアピールをして
交際から結婚まで、こぎ着けた。
友人や研究所内の人達からも
羨ましがられていた。
そんな、俺達には子供が出来なかった。
母は、紬を責めたて
壊れたおもちゃだと罵った。
俺は、頭にきて
母親を叱りつけた。
だが、会うたびに
孫がいないと⋅⋅⋅⋅⋅
あそこにもできた。
あの子も妊娠していると
言われる始末。
そんな時に同窓会が開かれて
飲んだいきおいで
その事を話すと
高校時代に付き合っていた
茜が近づいてきて
「じゃ、私と試してみる?」
と、耳元で囁いた。
「バカいえ。
そんなことできるか
俺は、紬を愛している。」
と、言うと
「私は、離婚しているから
問題ないのに。」
と、言われたが
相手にする気持ちもなく
みんなとワイワイ飲んだ。
あの時、帰っていたら⋅⋅⋅⋅⋅⋅
皆で学校に行こうと盛り上がり
アルコールを飲みながら移動して
グランドでも呑み
いい加減な時間に
一人、二人と帰って行った。
俺は、かなり飲まされていて
茜が連れて帰ってくれたらしい。
目が覚めると
二人とも裸で寝ていた。
身体の気だるさや
茜の久しぶりの身体に
腰を突き上げた記憶がある。
避妊は?どうしただろうか?
俺は、寝ている茜を
放置して近くのホテルに入り、
シャワーを浴びてから
帰宅した。
そんな俺を
紬は、疑うことなく
羽目を外して
帰りたくなかったの?
と、笑いながら言った。
俺は、とっさに
実家に泊まったと
言い訳をした。
実家といえば
紬は、母の事があるから
何も言わない⋅⋅⋅⋅⋅⋅と
ずるい考えだ。
茜との事は、
なかった事にしよう。
俺は、紬を愛している。
ならば、なぜ?と、思うが、
紬を失う事は
俺にとっては死活問題だ。
それからも変わらぬ毎日を
送っていたが⋅⋅⋅⋅⋅