もう⋅⋅解放⋅⋅して⋅⋅⋅下さい
自分の気持ちに一度
気づくと
みるみるうちに
伊織が私の中で大きくなっていく
一緒にいる時には
気づかなかったのに·····
結月との駆け引きで······
あの時の両親の言葉····
忙しい仕事をほって
私の元に駆けつけてくれた
伊織······
ごめんね····
もう、許して貰えないかも
しれない······
だけど······
だめでも·····お礼はきちんと
······伝えたい。
また、綺麗事を言ってる
情けない····わたし······
携帯では·····言わない
いや、終わらせられるのが
······怖い·····
でも、まずは、伊織が心配してくれた
この身体を元に戻す。
結月は、
「いいんじゃない。
いくつになっても気持ちを伝える事は、
緊張するものよ。
私は、紬が考えて決めたなら
それで良いと思う。
まずは、身体を万全にして····だね。
もう少しだけ、あの二人に
頑張ってもらうから。」
と、言ってくれた。
「ありがとう、結月。
いつも、私を助けてくれて
理解してくれて
本当に結月がいてくれたから
今までも頑張れてきたの。
本当にありがとう。
もう少しだけ
私のわがままをお願いします。」
と、言うと
結月は、私を抱きしめて
「ドンと、任せなさい。」
と、言ってくれた。